自由経済は失敗したのでしょうか?
最近の新聞やテレビで評論家と称する方々や果ては都知事まで「それみたことか」と自由経済の失敗をあげつらい正に鬼の首を取ったかのような浮かれぶりです。自由経済は失敗したのでしょうか。答えは「Yes」です。「えー、何を言いたいの?」と思われるかもしれませんが、自由経済は失敗するものなのです。数百年も前から失敗の連続です。当たり前でしょう。基本的に自由な経済活動を保証しているのですから、どこかで行き過ぎて失敗します。そして、もう一度体制を立て直して(たとえば、新たな規制を設けて)再出発するわけです。しばらくはこれでうまく機能しますが、自由な経済活動が保証されていますから、当初は想定していなかった事態が起こります。そしてまた行き過ぎ等で失敗し、また、新たな規制を規制をしますが、いずれまた失敗します。これが自由経済なのです。
ただ、問題はこれより良いシステムはいまだ人類は経験したことがない、ということです。新聞やテレビで「俺こそが分かっていたのだ。悪いのは自由経済であり、アメリカである」と自慢げに喋っている人たちは絶対に「ではどうすべきなのか」という答を示しません。ただ「自由に経済活動をさせてはいけない」と言うのみですが、「社会主義をやれ」、「共産主義をやれ」、「北朝鮮は規制国家の最たるものであるが、それを見習え」とは言いません。ただ、「前から言っていたでしょう。私の言ったとおりでしょう?」と言っているのみです。「俺は偉いのだ。前から分かっていたのだ」と言っているのみです。英語では「I told you」と言いますが、後付けの代表例ですし、好況になってくるとこれを言っていればいずれ必ず当ります。
しかし、自由経済が現在の繁栄をもたらしたことを忘れてはいけません。小生は戦後の食べ物がない時代を経験していますが、それでも遥かに今の北朝鮮よりは良い生活をしていました。自由に経済活動を行わせてその果実を国民が分け合う仕組みが本当に大事なのであり、問題はそれをいかにうまく運営するかという点にあることを忘れてはいけません。
馬鹿な評論家やマスコミにはくれぐれも騙されないようにしたいものです。統制経済をやるととんでもないことになります。要するに日本は衰退します。自民党という社会主義(統制経済)が好きな政党と民社党というそれ以上に社会主義が好きな政党のお陰で確実に日本は衰退しています。かつて、世界第3位だった国民一人当たりのGDPは今や世界19になり下がっています。国民の誰も食べることができなくて、ただ、官僚だけが飽食するような平等社会だけは願い下げにしたいものですが、世論はそちらに賛成であるかのように見えます。騙されないようにして下さい。
小泉さんがこれを正常化しようとしたわけですが、今や、「小泉改革の失敗」という声のみになっています。社会主義こそ日本を救うと本当に思いますか。世界で一つとして成功した事例はありません。そろそろ日教組教育から脱皮したいものです。経済活動の基本を自由にするか、経済活動の基本を規制するか、二者択一なのです。基本を自由において行き過ぎを規制するのか、あるいは、基本を規制において(つまり、官僚に最高権力を与えて)一部を自由化するのか、二者択一です。後者は日本に地獄をもたらします。そこまで考えて、「自由経済はけしからん。規制だ。規制だ」と唱えていますか?
(2009.1.7)
| 固定リンク


コメント